がくまるのきままブログ

鉄道と旅と写真(カメラ初心者)とクラシック音楽が好きな学生のブログ。

台湾一人旅 2日目編

こんにちは、がくまるです。めっちゃ間隔空きました、ごめんなさい。

今回は前回の続きから。

朝、ホステルでビュッフェ形式の朝食を食べ(味は結構いけてた)、2日目をスタートさせる。今日はちょっと寄り道しつつ、台湾鉄道一周の旅をスタートさせる。今日のゴールは台湾第2の都市、高雄である。

 

さて、ホステルを出て向かったのは台北駅。この駅は1891年に開業し、現在使われているのは4代目の駅舎だ。鉄道はすべて地下に通っており、地上部には台湾鉄路管理局のオフィスや様々なお店、切符の窓口などがあり、常に多くの人々が行き交い、にぎわっている。

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台北

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さて、切符は日本でインターネットから予約、購入したものを前日に駅の自動券売機で受け取りして調達しておいた。また、台湾鉄道では70㎞以内の乗車であれば前記事で述べたICカードが使えるのでこちらも今回の旅で利用していく。

さて、改札を通り、乗る列車を待つ。やがて乗る列車が入線。

8:11発 莒光号 2次(日本の急行に相当)台北行(台湾を一周する列車)

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日本では珍しくなった機関車が客車をけん引するタイプの列車だ。このように機関車のすぐ後ろの車両からはこんな眺めも見れちゃうのだ。

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エモみの塊で、乗ってから興奮しっぱなしだった。やがて発車時刻となり、客車列車特有の軽い衝撃を感じて出発。列車はしばらく地下を走行し、やがて地上へ出ると、しばらくは郊外のようなところを走るが、やがて家もまばらな田舎へと列車は進んでいく。

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やがて少し海沿いを走る。南国らしい風景が車窓に見てるようにもなってくる。やがて列車は主要駅、花蓮駅に到着。

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停車時間でささっと撮影し車内へ戻る。


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列車は再び動き出し、今度は田んぼを車窓に見ながら走る。この辺りは台湾でも有数の米どころで、日本よりも気候が暖かく、もうすでに田植えが行われていた。この列車で向かう目的地もこの米どころと関わる場所なのだ。


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やがて下車駅、池上駅に到着。

 

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ここで降りたのはとある駅弁を食べるため。

駅からすぐの店へ向かう前に駅弁資料館を少し覗いてから向かう。

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ここ、池上駅付近一帯は台湾でも有数のコメどころとして知られ、おいしいお米がとれる。それもあって、台湾の駅弁の中でもおいしい駅弁となり、池上弁当といえば、台湾の駅弁の代名詞ともいえるほどになったのだ。この池上駅周辺でも、いくつかの駅弁屋が軒を連ねており、ここをちらっと見た後、そのお店へ向かった。

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全美行さんの外観

やってきたのは全美行さん。入り口で食券を買って奥の受け渡し口で食券を渡し、お弁当を受け取る。台湾の駅弁は日本と違って温かいものが出される。店内には弁当を食べられるようにいくつか席とテーブルが設けられており、そこでいただく。

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1つ$80(約¥288)。安い!そしてぎっしり詰まった中身!最高!

うまい!一つ一つのおかずが本当においしい。しかも鰹節?魚のフレークみたいなのも入っていて肉だけじゃないのがまた良い。ご飯も日本のお米と遜色ないおいしいお米。この前合宿の時に食べた米のほうが圧倒的にまずかった。

なんのおかずが名前もわからないようなものも入っていたが、どれも本当に美味しくてすぐに完食。ごちそうさまでした。

さて、店を出るとまだ時間があるので近くのコンビニに行く。台湾にも日本のようにいたるところにコンビニがあって便利。日本でもお馴染みのファミリーマートセブンイレブンが多くある。ここにあったのはファミリーマート。気になったものがあったので購入して駅の待合室で列車を待ちながら飲むことにする。それがこの飲み物。

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パパイヤミルクである。

飲んでみると少し濃厚な味わい。これは癖になりそう。美味しい。

待合室にいると、列車の時間になったので乗り込む。

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自強号 PP式の列車だ

自強号に乗り込み台東を目指す。30分しないくらいで台東に到着。ここからは、台湾の鉄道でも1往復しか残されていない列車に乗り込む。

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台東駅の充電スポット。日本でももっとあちこちに欲しいものだ。

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非冷房の客車で運行する普快車だ。以前は日本製の客車も使われていたが最近はたくさんの人が乗るようになり、安全上の理由から使われていないようだ。

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車内はレトロな雰囲気

さて、時間になり発車。列車はゆっくりと台東駅を後にする。列車はしばらくはのどかな田舎の中を進んでいくが、しばらくすると進行方向左側に海が見えてくる。この海は東シナ海だ。この列車は窓が開けられるので、窓を開けると海からの潮風を顔に受けながら車窓を楽しめる。

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しかし、この車両でこの路線を楽しむことができる時間はそう残されていない。2020年末にはこの路線の電化工事が完了し、この車両も役目を終える予定になっている。今のうちに乗ってみたい方は乗りに行かれることをお勧めする。実際に、電化のための工事があちこちで行われており、ホームの改修工事など様々な作業が進められていた。

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途中駅で列車行き違いの時間があったので一緒の車両に乗っていた台湾人ファミリーの子どもに写真を撮ってもらった。家族の中で子どもたちだけが英語がわかるようで助かった。

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列車はやがて海を離れ山の中へと入っていく。このころになると日が暮れ始めてきた。
列車は山間の信号場で停車。行き違いの列車を待つ。この信号場はなんだかのんびりとした雰囲気が残っていて、日本とは全く違う時間が流れていた。

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行き違い列車の発車を待って出発。今度は山を抜けると台湾海峡が見えてくるが、このころには外もだいぶ暗くなってきた。

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台東駅から2時間半弱ほどで終点の枋寮駅に到着。ここからはディーゼル車により運行されている自強号で今日の宿がある台湾第2の都市、高雄を目指す。

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外も真っ暗になり特にすることもなくぼーっとしていると高雄に到着。次の日は朝早くの出発ということもあり、ホテル近くのセブンイレブンでおにぎりを買って食べて寝た。これにて台湾旅行2日目の記事を終わる。ペース上げなきゃ…